2019.07.05
こんにちは、いつも暖かいご支援ありがとうございます。
本州はすごい大雨のようですね。
被害がこれ以上大きくならないことを願っています。
さて、去った6月23日は、慰霊の日。
戦争の悲惨さ、平和の尊さ・・
色々な思いが巡る日ではないでしょうか。
22日の土曜日、沖縄市2教室合同で
「
みんなで考えよう、戦争が起きたこと。これからの沖縄のこと。」をテーマに
「
平和学習会」を行いました。
エンカレッジ講師で平和ガイドをされている先生にリードしてもらい、
宜野湾市の嘉数高台公園、
そして沖縄市の奉安殿・忠魂碑を訪問しました。
当日はあいにくの雨でしたが、
教室でお昼のおにぎりを作って元気に出発!
まずは宜野湾市の嘉数高台公園へ。
園内のトーチカ跡で、沖縄戦最初の激戦地となった嘉数の戦いについて話を聞きました。
このトーチカを作ったのは、嘉数地域の中学生の年代の子どもたちだったという事実に、
皆少なからず衝撃を受けていました。
嘉数の戦いでは中高生を含む住民兵士、京都や朝鮮出身の兵士まで犠牲になりました。
公園を後にし、出発前に皆で準備したおにぎりや唐揚げで昼食。
前半に見聞きしたことを話しあう姿も。
みんなで考えよう、が少しずつ広がっている気がしました。
昼食後はかりゆし園・、美さと児童園内にある「奉安殿」と「忠魂碑」へ。
奉安殿や忠魂碑は、戦時中の「皇民化政策」の象徴で、日本全国の学校に設置されていました。
園内に残っているものは、旧美里小学校に設置されていたもの。
戦後、そのほとんどが取り壊された中、
なぜこの地のものは残っているのか。
次回の学習につなげるため、
敢えて疑問を残したまま、この日は終了。
生徒たちに考えてほしいと思っています。
なぜ、平和学習をするのか?
授業後に聞いた感想を一部ご紹介します。
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【中2 女子生徒】
第二次世界大戦は、アメリカと日本がした戦争、沖縄の人はもちろん、いろんな人が死んだ戦争としか考えなかったが、平和学習をして、戦中にどんな建物があったのか、どこの人たちが犠牲になったのか、どんな作戦があったか、深く考えることができた。平和学習は、どんな人がどんな思いで亡くなったのか知るためにするものだと思う。********************************
戦争体験者が高齢化し、
戦争の悲惨さをいかに次世代へ伝えていくかが懸念されている今日。
子どもたちの将来が悲惨なことにならないように、
そして子どもたちが次世代に伝えていくことができるように。
私たちができることをスタッフも改めて考えた日でした。